2011年1月17日月曜日

本:騙されないための世界経済入門/中原圭介

最近、読んだ本を記録することすらおっくうになってきていますが…
久々に「これは良い本だ!」と思ったので記録します。

★騙されないための世界経済入門/中原圭介



この本は、日本の政治家全員にぜひ読んでほしいです…。
この本を一冊読むのに平均で3時間くらいだと思いますが、
人生のうちのたったの3時間、
ぜひこの一冊を読むのに充ててほしいです。

本書のなかで、著者がEUや米国の経済対策が「甘い」と指摘していますが、
現状に気づいて、道筋をたてて、
そのために政策等を立てて政府が動いているだけ、
日本より良いと感じました。

日本の政治家の方々にはぜひ、
世界経済がどこに向かうのか、それを把握した上で、
日本にとってのゴールがどうあるべきかを考え、
それを実現するために政策を考えていって欲しいな…。

「東証一部上場って、あれでしょ?株の一部を上場してるんでしょ?」という
トンチンカンな発言をしていた、某大学経済学部の弟や
「トウショウ(東証)って何?動詞?」というさらにトンチンカンな発言をした
某大学法学部所属の妹にも読んで欲しいです。
(↑軽くショックを受けたので載せてみました…)

著者の中原圭介さんは、文学部出身です。
的中率No,1のエコノミストが文学部出身だというのは意外でした。
そのおかげなのか、
経済学を知らなくても経済の本質が理解できるように書かれていて、
文系の私にも「経済について勉強してみよう」という勇気を与えてくれます。

個人的に、
・日本の法人税は高すぎ
・日本はもっと移民を受け入れるべき(その体制づくりに取りかかるべき)
と常々思っているのですが、
同様の指摘が本書のなかでもされていて、
「そうですよね、そうですよね!」と心強くなりました。
(権威に弱いわたし…)

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