もう3ヶ月も前になりますが、
3月に受けたTOEIC、960点でした(^^)/
いや~良かったです。下がってたらどうしようかと心配していました。
前回は2010年の6月、つまり約1年前に受けて、890点でした。
「アメリカに住むんだから、英語の指標としてTOEIC900点」と思って日本を出てきたので
前回は10点足らずでかなりへこみましたが(1回75ドルだし…)
無事900点超えました。
(超えたというか70点アップだしね!)
ちなみに、私の初TOEICは
高校で強制的に、でした。はっきりした点数は覚えていませんが
400点台でした。いや、300点台だったかも…。
ひどすぎて記憶から抹消してしまいました。
高校の英語のクラスは、3レベルに分かれていたのですが、
当然のごとく一番下のクラスでした。
女子が全然いなかったのを覚えています…。
隣のクラスと合同だったのに、確か私を入れて3人でした。。。
正直英語はずーーーっと落ちこぼれだったので、
「英語ができない」「英語は苦手」という人の気持ちが
痛いほどよくわかります。
というわけで、今回は、私が暗中模索しながら
これは良い、と思った英語の教材について
記録しておきたいと思います。
「英語が苦手」「英語が嫌い」という人が
英語を勉強しなきゃいけない状況になってしまったときに
参考にしてもらえれば良いな、と思います。
本腰を入れて勉強しよう、と思った時の私は
TOEIC600点前後でした。
中学高校と英語の授業をちゃんと受けていなかったので、
(↑とにかく英語嫌いだったから…)
普通の人が中学~高校で勉強する、
基本的な文法とかを知りませんでした。
中高大一貫校なので受験英語もいらなかったし…。
就職に必要かも、と思い、
大学時代に何度かTOEICを受けていますが、
その頃のスコアシートを掘り出したところ、
525点、510点、585点、630点。
このときは、せめて普通の人レベルになれるよう、
600点を目指していました。
多少でもスコアが上がっているのが、かわいらしいですね。
その後数年たち、アメリカに行くぞということで、
一人で2、3ヶ月参考書片手に集中して勉強してとったのが、
渡米直前の800点でした。
スコアを見たときは目を疑いました。良い意味で。
友達にはそのとき、
「(あんなに英語のできなかった)あんたが800点?どうしたの!」
と驚かれました。
今でも思うのが、
その図書館とかスタバとかで一人で勉強した時期が、
一番英語が伸びた時期です。(実際200点伸びてますし)
そう、ここで強調したいのは、TOEIC400点、500点や600点の人が
英語力を伸ばすためには、
一人でコツコツ勉強するのが一番だということです。
英会話学校とか必要ありません。留学する必要もありません。
もちろん、お金も時間もある人は、留学してもいいと思いますが…。
というわけで、コツコツ勉強に役立つ、オススメ教材を挙げてみます。
【ゴールへ導いてくれる本】
★英語上達完全マップ
TOEICを受けようと思い始めたら、まず読むべき一冊。
英語力を上げる本ではありません。
「どうやって英語を勉強すればいいのか」を教えてくれる本です。
何事もそうだと思いますが、目標やゴールを立てて進むのと、
何も考えずに目の前にあることに取りかかるのでは、
結果が変わってきます。
今自分がどのレベルにいて、どれくらいの期間で、どれくらい成長したいのか
を明らかにすることで、やることも自ずと明確になってきます。
あなたの現在のレベルに合わせて、
TOEIC900点までの道のりを
示してくれる本です。
この本の言う通りに本当に素直に勉強すれば、
9割の人がTOEIC900点とれると思います。
本当に難しいのは、
素直に勉強し続けるモチベーションを
維持することなんですが…
(私は日本を離れてアメリカに住み始めたら、
逆に英語へのモチベーションが下がりました。
「意外と生活できてしまった」ので
「英語やんなきゃヤバイ」という必要性が減った気がします。)
この本に載ってるオススメの教材で勉強すれば、
それで十分な気がするのですが、それではなんだか切ないので
自分で発見した「これは良い」と思うものも下記に挙げておきます↓↓↓
【単語】
単語の本はなんでもいいと思います。
あれこれ手を出すより、1冊ずつ、丁寧に勉強していくのが何より大事。
でも、「発音がわかるCDがついている単語帳」が不可欠だと思います。
発音がわからなければリスニングにもスピーキングにも使えません。
私はキクタンのTOEICシリーズをメインに使っていました。
TOEICに頻出する英語に絞ってあるということと、
CDのテンポが良い感じだからです。
しかし残念ながら、未だに私はボキャブラリーが貧弱で、
800の本でも結構わからないし、990の方はかなりわからないです。
(ボキャブラリーこそコツコツしなきゃ、とは思うんだけど…)
日本でコツコツ勉強していた時は600のやつを使っていました。
その時は頑張っていたので、600のやつはさすがに全部わかりますが、
その時点で800点とれたので、
意外とボキャブラリーはなくてもなんとかなるものなんでしょうか…??
(と思ってしまうことにより、よりボキャ貧が進む…)
あと、DUOも持っています。
あまりいろんな教材に手を出しても効率が悪いので、
基本的にはキクタンでやっていたのですが、
キクタンのリズムに嫌気がさしたときにDUOを流し聞きしていました。
今聞いていると、Duoは
「例文が生き生きしていて楽しいんだけど、単語のレベルはやさしめ」
なので、Toeic500点とか600点くらいの人が
最初に手を出す教材としてはいいかもしれません。
「Duoは少ない例文に一生懸命単語を詰め込んでいるため、
例文に違和感を感じる」という感想をよく聞くのですが、
会話風のCDを聞いている限り、そんなに違和感はありませんでした。
それよりも、ドラマチックでおもしろいと思ってます。
「ガールフレンドにふられて落ち込んでるんだ…」とか
「彼女を一目見たときから好きだった」とか。
「あなた臭い!シャワー浴びてきなよ」とか。
【文法】
★TOEIC TEST文法完全攻略
“夫が以前買って、
使わずに家に放置されていた”この本を
忠実にやってみたところ、
文法力が格段にアップしたのを実感しました。
この本の良い点は、
文法の解説だけでなく、
習った文法を使って和訳・英訳をひたすら行う、
練習問題がついているところです。
練習問題を面倒くさがらずにコツコツちゃんとやっていると、
文法がちょっとずつ身についてきます。
英語を日本語訳する作業は、
話の流れを予想すれば、なんとなくできてしまうかもしれませんが、
“日本語文を英訳する作業”は、
文法が理解できていないと出来ないので、
非常に能動的に学習できます。
ただ、この本でなければいけないということではなく、
各文法を使って自分が英文を書くような練習問題がついていれば、
どんな文法の本でも良いと思います。
(私は新しく本を買うお金が勿体無いと思い、
家に転がっていたこの本を使い始めたわけですし…)
確か『英語上達完全マップ』に書かれていたと思いますが、
文法を勉強したい場合は、
「“同じ本”を最低3回ほど、繰り返して勉強すること」が
何より大事だそうです。
いろんな本を1回ずつやるよりも、
1冊を何回も繰り返した方が、効果的ということを、
確かに自分でやってみて実感しました。
私はこの本を、最低回数と言われた3回だけしかやっていませんが、
おかげでSVOとかSVCなどの基本の文型から、
仮定法に至るまで、
中学高校で習うべきで、でも習ってこなかった文法が、
人並みに一通りわかるようになりました。
そしてその後に受けたTOEICでは、
文法問題で100%のスコアをとり、
「勉強すればスコアってこんなに伸びるのね…」と驚きました。
それまでは文法問題のスコアが最も低く、
目も当てられない状況だったので…。
【リスニング】
★新TOEIC TEST英単語出るとこだけ!
単語の本じゃん!
というツッコミを自分でしてみますが、
出る頻度が高い単語だけが、
センテンスの状態で音声CDに入っていて、
実はTOEICのリスニング練習に
役立ちます。
さらに学習した単語の復習用として、
TOEICの出題形式の
ミニテストが各章ごとについています。
単語力を増やしつつ、
TOEIC風のリスニングに慣れつつ、
TOEICの出題形式にも慣れることができる、
一石山鳥の本です。
レベルとしてはTOEIC750点くらいまでの人向けだと思います。
CDを聞くときに、センテンスが流れたら自分で一時停止させ、
リピーティングすると、リスニング力が上がります。
この本だけでなく、リスニング力を上げたいときは、
リピーティングはとても役立ちます。
リピーティングは自分で声を出す分、ごまかしがきかず、
わかったようでわかっていないところがはっきりと自分でわかるようになります。
下記の『5日で攻略 新TOEICテスト730点!』も、
TOEIC形式のCDがついているので、
ずっと聞いているとTOEICのリスニングに役立ちます。
【TOEIC対策系】
以下は、英語力を上げるのではなく、“TOEICにいかに慣れるか”という
テスト対策本です。
やるのは直前で大丈夫ですが、これも結構大事です。
★5日で攻略新TOEICテスト730点!
これは素晴らしい本です。
著者のヒロ前田さんを、
思わず「先生」と慕ってしまいたくなるほど、
よく出来た本です。
パート別のマークシートの塗り方、
ひっかけ選択肢の見分け方、
時間が足りなくなったときに捨てるべき問題、
15秒で解くべき問題、1分かけていい問題、
など直前に効くテクニックがたくさん載っています。
5日で攻略とありますが、
テストの2週間前くらいにやっておき
直前にまた不安な部分を見直すと良いかと思います。
(さすがに本当に直前に始めると不安になると思うし)
★TOEICテスト リーディングBOX
TOEIC700点以下のたいていの人は、
リーディングセクションで時間が足りなくなると思います。
そこで活用したいのが、模試です。
これは、実際のTOEICと同形式、同量の模試が
リーディングセクションの分だけ5種類入っています。
上に挙げた「5日で攻略~」読んで、
リーディングセクションの進め方のコツを知ってからやると
より効率的だと思います。
これを何回か本番と同じ時間制限でやることによって、
「どれくらいのスピードで進めなければいけないか」を
身体で覚えることができます。
【お金に余裕があるなら…】
★スーパーエルマー
セットで5万円ちょっとします。
高かったけど、買いました(夫が)。
レバレッジシリーズの著者本田直之さんも
これを使って英語を伸ばしたようで、
本田さん好きな夫が、
数ヶ月悩んだ末に買っていました。
(そして結局使っているのは私…)
値段は確かに高い!のですが、
ちゃんと使っていると、
確かに英語力、伸びていると思います。
主にリピーティングに重きをおいている教材です。
英語が流れた後、間があるので、そこで自分がリピートします。
リスニング能力や反射神経を養うものだと思うので、
本当は英文を覚えてしまったら良くないと思うのですが、
私はこれを延々と繰り返しているうちに、結構英文を覚えてしまいました。
この覚えた英文や表現を、ライティングでも応用して使っています。
“使える英語を身につけたい”と思う社会人の方には、結構良い気がします。
また、CBSニュースを素材に使っているので、
英語だけでなく、知識も身につきます。
ですが、CBSコースはTOEIC500点の人には難しいかもしれません。
600点だと、多分最初はちんぷんかんぷんかもしれませんが、
それでもやっているうちに慣れてくると思います。
TOEIC600点未満の人のためにVOAコースというのがあるようですが、
使っていないのでなんとも言えません…。
個人的には、600点未満の人は、そんなに高い教材を買わなくても、
2000円とか3000円くらいで買える教材でちゃんと勉強すれば、
ちゃんと600点、とれると思います。
高い教材は、
「○万円も払ったんだから、ちゃんと勉強しないと」という強制力が
モチベーションをあげてくれるという利点もあると思います。
(でも自分で払わないと意味がないので、
親からお金をもらっている学生にはあまりオススメできません)
【どこの教材にするか迷ったら…】
日本人はラッキーだと思います。
英語を勉強しようと思ったら、数え切れないほどたくさんの教材があります。
以前、ラオス人のクラスメートと話したときに、
彼女が「“ラオス語-英語”の辞書が本屋に売っていない…見つけられない…」と
嘆いていました。
ううむ、確かにラオス語訳の辞書ってかなり探すの大変そうな感じがします。
辞書ですら探すのが難しい国の人にとって、
英語教材の種類がどれくらい豊富か…?は推して知るべしというところです。
まあ、そんなわけで、私は
「日本語は言語的に、英語とはかけ離れたカテゴリーにあるものだから!」
と愚痴りたい衝動&なぜ自分が英語ができないかという屁理屈を押し殺して、
「でも日本人は英語教材が“迷う”ほどあって、ラッキーだよね」
と前向きに考えるように心がけています。
さて、そんな星の数ほどもありそうな英語学習書のなかから、
これとこれ、どっちにしよう?と迷ったときは、
私はアルクの本を買うようにしています。
中学だか高校のときの英語の先生が、
「英語の教材ならアルク」と言っていたのが印象に残り、
それ以来アルクびいきになっていますが、
確かにアルクの本は平均的に質が良いです。
もし今後、英語の本を買うときは
「迷ったら、アルクの本を選ぶ」と良いかもしれません。
【TOEIC900点を超えたら何を勉強すれば良い?】
正直、「TOEIC900点を超えた!」と一瞬喜んだものの、
私は話すのも聞くのも、読むのも書くのも、つっかえつっかえで、
語学学習の果てしなさを実感します…。
前項で、日本人は英語教材がたくさんあってラッキーと書きましたが、
TOEIC900点以降のレベルのものは意外と見つかりづらく、
この教材が良い!という話もそんなに聞きません。
私もいろいろ試していますが、オススメの教材を知ってる方いたら、
ぜひ教えてください。。。
ちなみに、下記は「やるだけでボキャブラリーが身について素晴らしい」
と思った問題集式の英単語本です。
Townsend社という出版社のVocabulary Seriesとのこと。
(左→右の順にレベルが上がります)
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