2011年4月21日木曜日

本のスキャンサービス:スキャン×BANKを使ってみました

家には裁断機とスキャナー(ScanSnap)があるので、
今までずっと自分で本を裁断しスキャンして電子化してきました。


ですが、シアトルに住んでからは、
当たり前ですが日本の書籍をこちらまで運んでくるのがそもそも大変です。

ということで、今まで気になってはいたけれども使っていなかった
本のスキャンサービスを使ってみることにしました。

簡単にサービスの仕組みを説明すると、
  1. スキャンしたい本をスキャンサービスの会社に送る
  2. その会社が裁断してスキャンして、電子化してくれる
  3. 電子化されたファイルをダウンロード
という流れで、自分で頑張って裁断したりスキャンしなくても良いというものです。

似たようなサービスがたくさんあって、
選ぶのに迷いました。

下記のような比較サイトも役に立ちます。

★書籍(本・雑誌)スキャン PDF サービス の 比較まとめ 
http://www.bookfire.net/





比較サイトで安そうな会社を数社ピックアップして詳細を確認しました。

そして、私が今回選んだのが「スキャン×BANK」です。

★スキャン×BANK
http://scan-x-bank.co.jp/

ポイントは下記。

★ポイント1:アマゾンのマーケットプレイス他、多数のネット書店に対応している
    →これ、とっても重要です!
    ネット書店で買った本を、自宅に送らずに直接その会社に送って、
    スキャンしてもらえば、二重に送料を支払わなくてすみます。
    たいていの会社が“通販直送対応”と銘打っていますが
    ですが、“対応している書店の数”が、会社によってかなり違います。

    例えば、スキャン1冊90円~の“スキャ本”は、
    アマゾン、楽天ブックス、bk1に対応しているのですが、
    アマゾンのマーケットプレイスには対応していません。

    同じような料金のサービスでも、
    マーケットプレイスに対応していないところが多く、
    そうすると、中古で1円の本とかを買えないんです。
    そもそも、買ってすぐスキャンする本なので、新品で買う必要は全くありません。
    多少黄ばんでいようが、読めればいいわけです。

    ★ポイント2:安い
    値段を比較するときに注意するポイントは、
    ・基本料金で何ページまでカバーされるか?
    ・規程のページ数を超えた場合、何ページ何円の追加料金がかかるか?
    という点です。

    例えば、基本料金が安かったとしても、カバーされるのが100Pまでなら、
    結局追加料金をとられて、高くつきます。
    (本を読む方ならわかると思いますが、薄い新書でも、大体200ページにはなります)

    スキャン×BANKの料金は
    • 1冊350ページまで90円、
    • 350ページを超える場合+200ページで+90円
    とかなり良心的です。(※2011年4月現在)
    今回は厚い本を頼んだので、追加料金はかかりましたが、
    それでもかなり安くすみました。

    OCR化(文字もデータ化することによって本の内容を検索できるようになる)や
    ファイル名の変更などを基本料金に含んでいる会社もありますが、
    私は基本的なサービス、スキャンをちゃんとやってくれれば
    それで十分だったのでスキャン×BANKで十分でした。
    (OCR化するソフトは自宅にあるし…)

    ※注意する点
    どこの会社も、だいたい日本の住所を登録する必要があります。
    なので、海外居住者は実家の住所などを用意しなければなりません。

    使ってみて思ったことは、
    • スキャンの質は悪くない
    • 多少時間がかかる
    • カスタマーサービスが素晴らしい
    という感じでした。

    スキャンの質は鮮やかではないけど、普通に読む分には全く問題ありません。
    もし写真集等の見た目にこだわるものを頼みたい場合は、
    多少高くても、スキャンの質をウリにしている会社に頼んだ方がいいかもしれません。

    スキャン完了までの時間ですが、アマゾンマーケットプレイスから本を直送した場合、
    マーケットプレイスから本が発送されるまでにそもそも時間がかかります。
    その後スキャン作業に数日かかるため、急いでいる人には向きません。
    少なくとも2週間はかかると思っておいた方が良いです。

    カスタマーサービスは、今回私がちょっとへまをしてしまい、
    スキャン作業完了後にあるお願いをしたところ、
    快く対応してくれました。
    もしこれがアメリカの会社だったら
    絶対「無理」とか即断られるだろうな…。

    もう一度使うか?といえば、イエスです。
    特に中古の古い本は、
    わざわざ太平洋を超えてこちらに持ってきてスキャンする必要も無いので
    これからもこのサービスを使っていく可能性が高いです。

    一度に何百冊もスキャンしたことがある人はきっとわかってくれると思いますが、
    何時間も、何日も、裁断したりスキャンしたりしてると、
    身体が痛くなるんですよね…。
    多少でもその作業を減らせるなら、
    数百円のコストは安い、と思います。

    それでもやっぱり紙の本として読みたい種類のものもたくさんあるので、
    毎月何冊かは日本から送ってもらっていて、
    さらに一時帰国したときに大量に持ってきたりして、家の中が本であふれていますが…。
    結局は自分でのスキャンも欠かせません。

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