新しく読んだ本ではないですが、
アメリカ社会について知りたい人におすすめの本。
日本にも長く住んでいたイギリス人ジャーナリストが、
今度はニューヨークに移住し、
そこで体験するアメリカ文化についてまとめた本です。
アメリカ社会について知れることも、
もちろんこの本の良い点なのですが、
それだけでなく、
「同じ英語という言語を使うイギリス人でも、
アメリカに来ると私たちと同じようなとまどいを感じる」という点が
興味深いです。
例えば、
★なぜどこでもHow are you?と話しかけてくるのか。
著者も最初は戸惑いつつ、でも勇気を出して返事をしたりして、
次第に慣れて来た頃、
イギリス人の店員に遭遇すると、
どちらも(アメリカ人のように話しかけるべきだろうか…)と
腹の中でとまどっているのを感じる、などなど。
著者にとって、
アメリカで生活する上で言語の壁はありませんが、
それでも社会のあり方の違いにとまどう。
言語の壁を越えた、
社会や文化の壁を鋭く観察してうまくまとめられた本です。
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