1859年、バージニアで働いていた
黒人奴隷の女の子の書いた日記を元に書かれた本です。
Pat McKissackという人が著者になっていますが、
日記を書いたCloteeという女の子は実在の人物で、
1939年に92歳で死去されました。
ESLの課題で本を1冊読まなければいけなかったので、
適当に図書館から借りた本。
ですが、意外とおもしろかった。
・奴隷は読み書きなど、「勉強すること」が当時許されていなかった。
・なので、この日記を書いていることがもし誰かに見つかったら、
彼女は多分殺されていた。
という状況のなかで書かれたものです。
私は全然アメリカの歴史とか地理とかがわかっていないので、
1800年代に黒人が奴隷としてアメリカでどのように生きていたか、
を初めて知りました。
まだ差別が完全に消えていないとはいえ、
それでもいろんな人種が暮らし、
表面上は平等(?)に生活している現在、
私には想像がつかなかった奴隷の歴史です。
英語の本で、しかも子供向けの本ですが…
残念ながら英語初学者にはおすすめできません。
なぜなら自分で隠れて読み書きを勉強していた奴隷の女の子の日記を
「忠実」に再現しているため、「英語」としての間違いが多いからです。
スペリングや文法が間違っているため、
特に最初の方はめちゃくちゃ読みにくかったです。。。
でも、主人公Cloteeの英語は、約1年間の日記のなかで
徐々に上達していきます。
これを読んでると、
私もそのうち上達するんじゃないか…と勇気づけられもします。
2011年1月に、ハードカバーが日本で新発売されるようです↓
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最初の方は、ただの日記だし、英語めちゃくちゃだし、
「あんまりおもしろくないなあ~」と思いながら読んでいたのですが
3分の1くらい読んだところから徐々にひきこまれていきました。
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