2011年1月25日火曜日

本:サブプライム後の新資産運用/サブプライム後の新世界経済/サラリーマンは2度破産する/お金が貯まる人の家計簿

最近読んだ資産運用や貯金まわりの本です。
本自体は新しく発行されたものでは無いのですが…とりあえず。

▼サブプライム後の新資産運用/中原圭介
▼サブプライム後の新世界経済/中原圭介







著者の中原圭介さんの
「騙されないための世界経済入門」(これが一番後に出版された)を読んで
おもしろかったので触発されて、少し古い上記2冊も読んでみました。

「サブプライム後の~」の2冊は、内容が結構被っているので、
1冊読めば大体必要な情報はつかめます。
どちらかを読むなら新資産運用の方が良いと思う。


▼サラリーマンは2度破産する/藤川太

日本の家庭の4分の1は貯蓄無し…というのはよく言われる話ですが
要するに、
「ライフプランと貯蓄計画を考えずに生きてたら、
普通のサラリーマン家庭は2回破産の危機に逢いますよ」という主旨の本。

ちなみにその2回とは、
・子供が生まれた後の”教育費”
・仕事を定年退職した後の”老後の費用”
です。



こういう本を読んだこと無かったら、「なるほど~」と思うかもしれない。
残念ながら同類の本を結構読んでしまっているので、
”この本ならでは”の視点は特に無かったです。

この本は、タイトルのつけかたがうまいと思う。
「お?」と思わせるタイトル。
中身は普通。

ちなみにお金やライフプランについて一通り広く学びたい場合は
この本がオススメです↓


★20代のいま、やっておくべきお金のこと/中村芳子
結構古い本(2004年発行)だけど、
根本的な考え方を知るのにすごく良いです。
でもタイトル通り、10代後半~30代前半の若い人向け。

▼お金が貯まる人の家計簿/泉正人



「サラリーマンは2度破産する」と似たようなテーマですが…
こちらは「家計簿のつけ方」に焦点をあてた本。

「こういう家計簿のつけ方もあるのね~」
「やってみようかな~」
と思えるかもしれないので、

「そろそろ家計簿をつけなきゃ」
「でもめんどくさい」
と思っている人には良いかもしれません。

ちなみに…
殆ど同じ考え方の家計簿のつけ方が、
会計HACKでも紹介されています↓
なので、どっちか読めばいいかも。



★会計HACKS!/小山龍介・山田真哉

2011年1月17日月曜日

本:騙されないための世界経済入門/中原圭介

最近、読んだ本を記録することすらおっくうになってきていますが…
久々に「これは良い本だ!」と思ったので記録します。

★騙されないための世界経済入門/中原圭介



この本は、日本の政治家全員にぜひ読んでほしいです…。
この本を一冊読むのに平均で3時間くらいだと思いますが、
人生のうちのたったの3時間、
ぜひこの一冊を読むのに充ててほしいです。

本書のなかで、著者がEUや米国の経済対策が「甘い」と指摘していますが、
現状に気づいて、道筋をたてて、
そのために政策等を立てて政府が動いているだけ、
日本より良いと感じました。

日本の政治家の方々にはぜひ、
世界経済がどこに向かうのか、それを把握した上で、
日本にとってのゴールがどうあるべきかを考え、
それを実現するために政策を考えていって欲しいな…。

「東証一部上場って、あれでしょ?株の一部を上場してるんでしょ?」という
トンチンカンな発言をしていた、某大学経済学部の弟や
「トウショウ(東証)って何?動詞?」というさらにトンチンカンな発言をした
某大学法学部所属の妹にも読んで欲しいです。
(↑軽くショックを受けたので載せてみました…)

著者の中原圭介さんは、文学部出身です。
的中率No,1のエコノミストが文学部出身だというのは意外でした。
そのおかげなのか、
経済学を知らなくても経済の本質が理解できるように書かれていて、
文系の私にも「経済について勉強してみよう」という勇気を与えてくれます。

個人的に、
・日本の法人税は高すぎ
・日本はもっと移民を受け入れるべき(その体制づくりに取りかかるべき)
と常々思っているのですが、
同様の指摘が本書のなかでもされていて、
「そうですよね、そうですよね!」と心強くなりました。
(権威に弱いわたし…)