2010年3月19日金曜日

本:ハリウッドではみんな日本人のマネをしている


まず、読み物として、楽しめました。

誇張している感は随所にあったけれど、
すべて著者の体験談に
基づいているところが好感がもてました。

ただ、この本を読んで、
「そうか、アメリカでは日本の文化が流行っているのね!」と
思いこんでほしくはないなあというところ。
あくまで「ハリウッド限定」だと思う。
(私が住んでいる田舎の都市で、
「日本では何が流行っているの?」と
聞かれることは殆ど無い。)

例えば、東京でいろんな国のものが一時的に流行しては消えていく、
それが東京以外の地域で同じ現象が起きているかというと、
そうでもないのと同じこと。
(極端に言えば、同じ東京でも銀座と池袋では違うものが流行っていたりするし。)

それでも、ハリウッドというエンタテインメント業界の中心地で
日本文化が多少は意識されていることが
日本人としてうれしいなあと思う限り。

「家の中では靴を脱ぐ」文化が
ハリウッドからアメリカ全土に広がってくれるとありがたいんだけど。

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