前から気になっていたので、試しに使ってみました。
このブログの上のバーと、右のバーの下方に広告を表示してみました。
(Ads by Googleと書かれたボックスです)
こういった広告には主に以下の手法が使われています。
■コンテンツマッチ
→ブログなどのコンテンツの内容に合わせた広告が表示される。→例えば私がブログで「本」についてばかり書いていると、
本の広告がたくさん表示されるようになる。
■インタレストマッチ
→ページ閲覧者が興味を持っていると思われる広告が表示される。閲覧者が使っているブラウザに識別番号がついています。
たとえばあなたが「ガーデニング」に興味を持っていて、
普段ガーデニングのページばかり見ていると、
どんなサイトにいってもガーデニングの広告が表示されます。
(スポーツニュースのサイトを見ていてもガーデニングの広告が出る)
これらの手法は広告効果を上げることが目的です。
例えば、テレビCMを流すときに、
「今回は主婦向けの洗剤の宣伝だから、主婦が多く見る料理番組に流そう」
(※CMは「流す」ではなく 「うつ」ということが多いようですが)
という考え方をしているわけですが、
この構造を、デジタルにデータとプログラムを使って自動でやっているわけです。
ここで、ちょっと考えてみてください。
あなたの画面には今、何の広告が表示されていますか?
ページに表示されているコンテンツの内容と同じであれば、
コンテンツマッチを使っている可能性が高いですが、
そうでない場合は、インタレストマッチを使って
あなたの嗜好がそこに映し出されています。
私が普段日本語のサイトで何か調べ物をしている時は、
「海外駐在」「留学」「英語」という単語が入った広告がよく出現します。
また、「女性」「20代」というカテゴリに分類されているらしく、
20代の女性向けの保険の広告も頻繁に見かけます。
あとは20代の転職、女性の転職…などなど。
広告を出す側からは便利なこのシステムですが、
消費者としては、ちょっと怖いなあ、という気もします。
情報を操作されているといえなくもないからです。
例えば、テレビCMを見ていて、
「最近このCMよく見るよね」 と話題にしたりしますが、
ネット広告で、「最近この広告よく見るなあ」と思っても、
"その広告をよく見ているのはあなただけ"という可能性があるのです。
逆に、この仕組みを知っていて、画面に出てくる広告を気にかけてみていると、
「私っていつも"英語"について調べてるんだなあ」と、
普段の自分の行動を知ることもできます。
※インタレストマッチはブラウザ単位で記録されているので、
家族で1つのパソコンを使っていたり、
インターネットカフェのパソコンでは、この限りではありません。
ちなみに、私がこのブログを表示しているときは、
英語で書かれた広告が2回に1回ほど表示されてます。
(例えば"Portland Tattoo Shops"とか"Where smart Moms connect"とか…)
それを見て、
「もしや普段英文のサイトを見るようになったからなのかな?
私偉いじゃん笑」
などと思いましたが、よくよく考えると、
私のBloggerの設定がEnglishになっているので、
コンテンツマッチで英文になっているだけかも;
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